ブレーキは早めに

運転していてもヒヤッとさせられるのは、急ブレーキです。
自分の身を守るためにも、交通事故を起こさないためにもブレーキは早めに踏むようにしましょう。
また、後ろの車に注意させるという意味でもブレーキは早めに踏んでください。
ただ、踏むだけでなく、ポンピングして踏むのが効果的です。

高速道路において、自分が急ブレーキをかけ、後続車が自分の車に追突してしまった場合などは過失割合が50%となります。
何か原因があって急ブレーキをかけた場合は過失割合が軽減されますが、過失割合がなくなることはありません。
高速道路では特に渋滞時の急ブレーキの事故が多くなっています。
ブレーキを早めにかけて後続車に意識させる、ハザードランプなどを点灯させるという本当に基本的な運転の技術というよりもルールが私たちの身を守るのです。
そして、実はこの3つは全て繋がっているのです。

急ブレーキをかけないためには車間距離をしっかりとることが必要となります。
早めにブレーキをかけ、車間距離を保つためには視野を広く保ち、多くの情報を処理しなくてはなりません。
つまり交通事故を起こさない運転技術とは、運転のテクニックではなく、危機回避テクニックなのです。
事故が起きやすい条件では自ら注意力を上げるか、起きやすい条件の際に運転を回避する。
そして、多くの情報を処理するために余裕を持った車間距離で運転し、ブレーキにも余裕を持つことが、交通事故回避につながるのです。