車間距離の大切さ

車間距離を取ることが交通事故を防ぐためには最も重要なファクターなのです。
そんなのわかっているよと思われるかもしれませんが、実は一般的に一番できていないのがこの車間距離の確保なのです。
国際交通安全学会の調べによると、ドライバーの感覚では実際の車間距離の3倍の距離を取っていると感じているようです。
つまり、ドライバーは3メートルの車間距離を取っていると感じていても、実際は1メートルしか車間距離が確保されていないということになります。
ドライバーが異常に気づいて、車を停止させるまでに必要な距離は時速60kmで走行していた場合、44mの距離が必要だとされています。

普段私たちが自動車を運転しているときのことを考えてみてください。
そこまで車間距離を取っているでしょうか。
車間距離を取っていなかったことでヒヤッとしたことはないでしょうか。
2011年の警視庁の調べによると都内高速道路の追突事故の割合は交通事故中約48.5%もありました。
しかし、運転しながら距離を把握するのは少し難しく感じます。
どのように車間距離を測定すれば良いのでしょう。
前の車が標識などの目標を通過してから、自分の車が同じ目標を通過するまでの時間を計ってください。
一般道では2秒数えましょう。
焦って数えないように「ゼロイチ、ゼロニ」と頭にゼロをつけて数えましょう。
高速道路では3秒数える、または車間距離確認の標識を見てください。
また同時に後ろの車も気をつけて運転しましょう。